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子どもたちに笑顔 南三陸町(宮城県)、釜石市内(岩手県)の学校で完全給食再開


ご飯大好きニッコリ 完全給食が復活 南三陸町の小中校
 震災の大津波で学校給食センターが流され、パンと牛乳だけの「簡易給食」が続いていた宮城県南三陸町の小中学校で6月1日、おかず付きの給食が始まりました。
 新年度に入って初めてご飯が出され、連日のパン食にやや飽き気味だった子どもたちは大喜び。おかずは銀ザケの塩焼きに野菜炒めやポテトサラダ。避難所生活で不足しがちな野菜を補うメニューとなりました。
 校舎の2階まで浸水し、3キロ離れた伊里前小に間借りしている名足小の1年生11人にとっては5月11日の入学式以来、初の完全給食となりました。
 自宅が流され、避難生活を送る男子(7)は「ご飯大好き」と一粒も残さずきれいに平らげ、担任の教諭に「偉いね」と褒められていました。


カレーに笑顔 釜石の小学校で完全給食再開
 パンと牛乳の「簡易給食」が続いていた岩手県釜石市内の小学校で6月1日、おかずの付いた完全給食が再開されました。
 遠足の予備日で休校となった1校を除く8校に、人気のカレーライスやヒジキ入り厚焼き卵など5品が提供されました。
 津波で校舎が全壊し、平田小(児童202人)の一角を間借りしている唐丹小(児童68人)の2年生も、9人が久しぶりの温かい給食を笑顔で頬張りました。2年生の男子(8)は「カレーは好き。うまかった」と喜んでいました。
 震災の影響で、全9校の給食を調理していた市学校給食センターは、ボイラーや電気系統が故障するなどの被害が出ました。4月20日から簡易給食が続いていましたが、5月19日に復旧作業を終えて再開にこぎつけました。

※いずれも6月2日付河北新報朝刊より。記事は河北新報社の承諾を得て引用しました。


用語解説「完全給食」
給食内容がパン又は米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む。)、ミルク及びおかずである給食。 国公私立学校において学校給食を実施している学校数は全国で32,400校、実施率は94.3%、完全給食実施率は90.3%。(平成21年度 文部科学省学校給食実施状況調査より)