2024.09.05 【厚生労働省】令和4年度国民健康・栄養調査の結果を公表
厚生労働省では、令和4年11月~12月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果を公表した。
前回調査(令和元年)から3年ぶりに実施した、令和4年調査では、社会環境と生活習慣等に関する状況についても調査し、世帯の等価所得と生活習慣等に関する状況及び新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による生活習慣等の変化の状況が明らかになった。
●身体の状況
・男性の20歳以上の肥満者(BMI≧25 kg/m2)の割合は31.7%であり、直近10年間で有意に増加(9頁)。
●栄養・食生活に関する状況
・20歳以上の野菜摂取量の平均値は270.3 gであり、直近10年間で男女とも有意に減少(15頁)。
●身体活動・運動に関する状況
・20歳以上の歩数の平均値は男性で6,465歩、女性で5,820歩であり、直近10年間で男女とも有意に減少(17頁)。
●喫煙に関する状況
・現在習慣的に喫煙している者の割合は14.8%であり、男性24.8%、女性6.2%。直近10年間で男女とも有意に減少(20頁)。
・家庭、職場、学校、飲食店、遊技場、行政機関、医療機関、公共交通機関、路上及び子供が利用する屋外の空間における受動喫煙の機会を有する者の割合は、平成15年以降有意に減少(23頁)。
(社会環境と生活習慣等に関する状況)
世帯の等価所得と生活習慣等の状況は、一部項目で男女とも有意な関連
・野菜摂取量は、男女ともに600万円以上の世帯員と比較して、200万円未満の世帯員で有意に少ない(6頁)。
・現在習慣的に喫煙している者の割合は、男女ともに600万円以上の世帯員と比較して、200 万円未満の世帯員で有意に高い(6頁)。
※男性は200 万円以上400 万円未満の世帯員でも有意に高い。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により運動日数等に影響
・体重について、「増えた」と回答した者の割合は、男性13.2%、女性16.7%、「減った」と回答した者の割合は、男性7.4%、女性8.1%(8頁)。
・1週間当たりの運動日数について、「増えた」と回答した者の割合は、男性5.0%、女性5.0%、「減った」と回答した者の割合は、男性で12.7%、女性で13.8%(8頁)。
詳細は、下記URLからご覧ください。
●2024年8月28日(水)厚生労働省「令和4年「国民健康・栄養調査」の結果」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42694.html